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ボジョレーヌーボーの解禁日にタダ酒を飲もう [よもやま]

せりあさん「ボジョレーヌーボーが解禁されましたよ」

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るみなー先生「ボジョレーって高いだけのまずいワインの事だろ?興味はあるけど、買う気は起きんなぁ・・・」

せりあさん「・・・そういう身も蓋もないことは言わないでください。(実際そうだとしても)」
せりあさん「今年のワインの出来具合を確かめる重要なヴィンテージなんですから、しかも今年は「2011年は最高のミレジムになる。2009年より果実味に富んだリッチなワインが出来上がるだろう」とか期待が持てるんですよ。」

るみなー先生「やれやれ、ボジョレーヌーヴォーなんかを本気で美味いと思っているのか・・・」

るみなー先生「大体、向こうではちょっとした祭りになっているけど、ワインのできは既に数学的に予測されて居るんだぞ。ぶっちゃけ、どの程度のワインができているかは蔵元サイドではわかっており予測の誤差は少ない。」

アッシェンフェルターのワインの法則 ワインの質=12.145+0.00117x冬の降雨+0.0614x育成期平均気温-0.00386x収穫期降雨


るみなー先生「それにボジョレーなんて毎年最高の出来とか言ってるじゃないか(これはキャッチフレーズの問題だが)」

※ボジョレー・ヌーボーの毎年の出来について 95年「ここ数年で一番出来が良い」   96年「10年に1度の逸品」 97年「1976年以来の品質」        98年「10年に1度の当たり年」 99年「品質は昨年より良い」       00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」 01年「ここ10年で最高」         02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」 03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」   04年「香りが強く中々の出来栄え」 05年「ここ数年で最高」          06年「昨年同様良い出来栄え」 07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」   08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」 09年「ここ50年で最高の出来」 10年「2009年と同等の出来」 今年「2011年は最高のミレジムになる。 2009年より果実味に富んだリッチなワインが出来上がるだろう


るみなー先生「日本で流行ったのは、日付変更線の都合上日本が(フランスよりも)一番早く新酒にありつける事とバブルの時に流行に乗れたこと、ボジョレーヌーボーとかいう言葉の響きが受けたのが理由だ。」

せりあさん「響きって・・・、ティロ・フィナーレみたいな感じですか」
るみなー先生「・・・まぁ、そんなものだ。 しかし、せっかく誘ってくれたんだからとりあえず見に行くか。面白いものがあるかもしれないしな。」

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※デパート内のボジョレーブース、人はたくさん来ていました。

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試飲する俺ら、とりあえず複数の店を回り、当たりの品を探す。

せりあさん「酒買ったんですか? どのヌーボーが、当たりだったんですか?」
るみなー先生「いや、普通のボルドーのワインだ。5000円のものがセール価格で3000円だった。 こういう時期に値落ち品を探すのもいい選択だからな。」

結局、ボジョレーの解禁日にワイン好きの人を集める。これが正しい記念日の使い方なんでしょうか。




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