宇宙博2014 [美術展・博物館]
るみなー先生「宇宙博2014にいってきたときの話だ。」
せりあさん「いよいよ今週が最後になります。 記事は遅れましたが」
※サターンⅤロケットの模型
るみなー先生「展示の内容はNASAの協力もあり、アポロ計画の展示とスペースシャトルに続き、日本の宇宙技術の展示を行なっている。 」
せりあさん「これらのロケットが今のPCの性能以下のコンピュータで飛ばされていたのは驚きです。」
せりあさん「ここの部分がアポロ宇宙船と着陸船。このあたりがきれいに格納されています。」
るみなー先生「当時の冷戦下で宇宙開発競争が進んでいたとはいえ当時の国家予算の1割(現在価値で総額1,350億ドル相当)の予算がアポロ計画に使われていたのだ。凄いな。」
せりあさん「冷戦下では戦争が行なわれなくとも、軍事費は戦争中と同じくらいかかってしまうもので結構侮れないものです。 戦艦大和とか国家予算の3%とか言われているので、いかにアポロ計画が壮大かがわかります。」
るみなー先生「これらの技術が、民生用に生かされていると思うと侮れないがな。」
当時の背景として、ソ連に宇宙開発競争で遅れをとっていたために、(ドイツの技術者を抑留していたのもあるが)その逆転のためにうちあげられたのがある。
るみなー先生「あの頃のソ連はなんと言うか、謎のロマンがあったな。 文明を忘れた戦闘民族的な何かが。」
※月面車
るみなー先生「アポロ11号の成功後、さらに調査を行なうため15号から月面車が投入された。 計画ごとにハイテクになるな。」
るみなー先生「この間見たアポロ計画のドキュメントによれば撮影機材の研究に力が入っていたようだ。 特に月への第一歩の映像を抑えるために、カメラは外出しして、最初の一歩が撮れる様に、また映像が月面通信は世界初なので(当然だが)、映像信号をキャッチするために世界中に電波望遠鏡の設置等様々な工夫が行なわれた。 一歩を踏み出すところの映像は政治的にも大きいからな。」
せりあさん「まぁ、そうですね。」
※宇宙服の展示もあります
せりあさん「宇宙空間での活動も増えることによって、宇宙服の方も日々進化していきます。 最近では昔に比べてかなりスマートになっている感じですね」
スペースシャトルコーナー
せりあさん「ここの見どころは、スペースシャトルのコックピットが見れるところです。」
るみなー先生「この辺の計器類を見ていると、なかなかわくわくするな。」
日本の宇宙技術
るみなー先生「日本の宇宙技術の方はJAXAの展示が主です。 日本は米ソ欧に大きく遅れをとっていましたが、ペンシルロケットから始まり、初の人工衛星おおすみの打ち上げ等着実に技術を高めていきます。」
せりあさん「それでも他国に比べると予算が少ないですが。」
るみなー先生「まぁな。 無人で安全にどこまで宇宙観測ができるかが今後の課題なのだが、そのおかげで中国にも有人宇宙船では先を越されてしまった感はある。 その辺は正直少しは残念ではある。」
せりあさん「しかし日本でも独自のH2シリーズを作ることができました。」
せりあさん「あとは、小惑星探査衛星はやぶさの展示になります。 イトカワからの帰還劇はなかなか大変だったのは印象的です。」
るみなー先生「あの低予算で、これだけの成果を挙げられたのは奇跡に近いな。 イオンエンジンの実証試験がが本来の目的と考えると、小惑星帯からのサンプル収集・地球再突入など成果は大きすぎた。 帰還が遅くなった分、更新するべき機材等も使い続けないといけないので、そのメンテ等も考えると大変だな。 JAXA的には科学の敵の方がなんてきだったとは思うが。」
せりあさん「あれらは一体なんだったんだろうか。」
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