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エルミタージュ美術館 見学記 [美術展・博物館]

せりあさん「今回はエルミタージュ美術館展の話題です。」
るみなー先生「セザンヌの時一緒に行ったあれか。」

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大エルミタージュ美術館展

せりあさん「由緒は啓蒙専制君主として名高いロシア皇帝のエカテリーナが、自国の文化レベルの向上にとヨーロッパの美術品を集めたのが始まりです。」

るみなー先生「エカテリーナの話は知っているぞ、『この矛盾に満ちたロシアの民。彼らは神の威光を恐れるかと思うと、迷信に振り回される。肉体の隷属はやすやすと受け入れる癖に魂は自由だと主張する。温厚で従順な癖に時には狂ったように残酷になる。戦争は嫌だと言いながら、ひとたび戦えば常軌を逸した勇敢さを見せる。そして貴族を恨みながら主人なしでいられない。私にはやっとわかりました、このロシアという国はまだ改革にふさわしいほど成熟していない』この台詞は印象的であった。」

せりあさん「・・・なんで最後の方の話ばかり知っているんですか。 当時のロシアは軍事力は大きいがヨーロッパ諸国に比べて文化レベルは低かった。 西洋合理主義のエカテリーナに対してしばしばアジア的な民とされるのが大きいからですが、そのためにも近代化が必要とされていたのです。・・・結果はそのとおりなんですが。」

るみなー先生「とはいえロシア革命後、貴族たちの至宝を保管するようになったわけだな。 というわけでいくつか気になったのを見ていこう」



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裸のモナリザ
るみなー先生「これは、ダヴィンチ派の画家が描いたいくつかのモナリザのうちの傑作のひとつらしい。」

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洞窟のマグダラのマリア

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ローマの慈愛

るみなー先生「ヨーロッパの絵画は絵画の時代を問わず、宗教画とかが多いな。日本だと仏画がこれに当たるがそういうものがやっぱり多くなるのだろう」
せりあさん「なんとなく選定が偏っている気もしますが・・・」

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外から見た鍛冶屋の光景 -ライト・オブ・ダービー(本名ジョゼフ・ライト) -

せりあさん「この絵画は当時無名だったの作品ですが、エカテリーナ自らが購入した物です。」
るみなー先生「当時のロシア人の産業革命に対する憧憬が強かったのはロシア民謡からでもよくわかる。」

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赤い部屋(赤のハーモニー) -アンリ・マティス-

せりあさん「この作品は、公式でも紹介されているけど、やっぱりマティスの傑作として載せてみました。」


るみなー先生「こうしてみると、やっぱり見どころの絵というのは幾つかは見つかるな。」
せりあさん「残りあと1ヶ月くらいになってしまいましたが、人も最初のうちよりははけているみたいですね。」



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