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蒼樹うめ展のはなし [美術展・博物館]


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ひだまりとまどかで有名な蒼樹うめてんてーの個展です




るみなー先生「上野の森第二弾として蒼樹うめ展の話だ。」

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※初日の物販が凄かったので夜勤前に行ったが、平日でもごらんの有様だよ

うめ展での展示は以下のように分かれている

1.てんてーのおしごと
2.ひだまりスケッチの世界
3.まどかの世界

るみなー先生「今回、ひだまりスケッチの展示やまどか★マギカの展示は興味深いが、うめてんてーのおしごとをメインに解説したい。」
せりあさん「ほうほう」

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※ひだまり荘のセットだけ撮影可能

るみなー先生「その前に、音声案内を入手しておこう、解説はゆのさま役の阿澄佳奈さん(アスミス)とまどか役の悠木碧さん(あおちゃん)、そして蒼樹うめ(本人)なのだ」

最初は、てんてーの過去作の展示。昔から絵を描くのが好きで小学生時代からの絵も親が取っておりそれが展示される運びとなった。見た感じはちょっと上手い小学生のような絵だ。
これも図表に載るのだから、ある意味すごい



てんてーのお仕事部屋にアスミスとあおちゃんで訪問していく形式。
仕事は大きなタブレットを使用して、ひだまり専用パレット等で色付けしていく。
忙しくはあるが、音楽やアニメをたまに見るそうだ(自分の作品はあまり見ないそうだ)
収録時ではジョジョとアイマスを見てたとの事。

るみなー先生「他の作品の名前が出るのもなんかなという気はする。ジョジョは4部も決定したし、まぁデレマスについてはみんな期待してたんだがなぁ・・・というのが聞いたときの印象であった。」

物販については図録以外は全部売切れてしまっていたが、この図録は今回の展示を網羅してたり、インタビューがあったりと記載が充実していた。
とはいえ、子供のときの絵と親からのインタビューはなかなかくるものがあった




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大河原邦夫展の話 [美術展・博物館]

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今年はガンダムの多い年でした




るみなー先生「紹介が遅れたが、上野の森美術館 大河原邦夫展の話だ。」
せりあさん「ヤッターマンやガンダム、ボトムズで名高い、メカデザイナーさんです。」

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※外には大河原ロボの大きさ比較が

るみなー先生「自分が見に行ったときは、ボトムズやダグラムで大河原氏と長く関係のある高橋監督をお迎えしてのトークがあった。」

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※本当は中でやるんだけど、人大杉で外で行なうことに

ダグラムの時にはメカ原案はほぼ出来上がっていた。
ボトムズで依頼したけど、大河原氏のデザインはやっぱりいい
大河原氏とはムサシロードを一緒にやりたかった
新作アニメを作ろうとしたが、大人の事情により没になってしまった
・・・など

るみなー先生「やはり高橋監督の話は面白いな」

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※展示物は撮影禁止になっているが、六本木のガンダム展と異なり、他作品の展示が多めだ


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※このあたりは撮影OK

とりあえず
ガッチャマン~ゴーダム~ヤッターマンの初期メカデザインの流れ
このあたりは、一発で終わるメカとかも多いのが特徴


ガンダム~ダグラム~ボトムズ~レイズナー
このあたりが大河原メカの本領発揮といっていいだろう。
印象に残ったのは毎回変わるメガではなく兵器として
同じデザインのメカが何機も登場するリアルロボットの世界だ

最後に最近のメカデザイン
ガンダムSEEDやガオガイガーなど
こうしてみると大河原メカの最高作はこのあたりに多く登場しているんだなと感じる。
SFガンダムとかガオガイガーとかこのあたりは今でも気に入ってるし

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クレオパトラとエジプトの王妃展 [美術展・博物館]

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クレオパトラとエジプトの王妃展の話




るみなー先生「今週で最後になるクレオパトラとエジプトの王妃展だが、展示内容としては古代エジプトの展示が主になっている。」
せりあさん「かなりぶっちゃけてますね。」

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※撮影サンプルもエジプトの王妃と女神がベースになっている

るみなー先生「という感じで、展示の雰囲気も去年の女王と女神展に近いものとなっているが、こちらのほうは晩年のエジプトとなっており。もう少し現代よりの展示になっている。」
せりあさん「基本的にはハトシェプスト女王の時代からプトレマイオス朝の時代。王妃の力が最も強い時期になります。」

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※アメン神妻のスフィンクスと神の楯とメナト形のおもり -HPより

るみなー先生「この頃のエジプトでは王と王妃は神と密接な繋がりがあるとして、自分の像を神の像として作っていたものも多い」

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※クレオパトラの最後 -HPより

るみなー先生「エジプト最後の女王クレオパトラは、シーザーやアントニウスと恋に落ち、その力によってエジプトの復権を行なう、愛と政治の美女ということで多くの絵画や物語に語られる」




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せりあさん「展示は以上ですが、一般展示でもクレオパトラ展のコラボをおこなっており、ミイラやエジプトの新造を展示しています。また、ミイラの技術分析の映像も公開していました」


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ボルドー展の話 [美術展・博物館]

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ボルドー展の話




るみなー先生「引き続き美術展な話題になるが、今回はボルドー展の話だ。大航海時代とかのゲームではワインと陶磁器で賑わっており、初級者の場所でもある。」
せりあさん「ボルドーワインは良いと聞きますが高いです。」

るみなー先生「それはさておき、今回の美術展での見どころは、ドロクロワ作のライオン狩り(看板絵)だ、”民衆を導く自由の女神”でも有名な画家の作品だ。火事によって損傷されたものになってしまっているが、未だに迫力のある作品となっている。」

るみなー先生「展示会の構成としては、時代に合わせて展示されているが特に月の港と歌われるようになってからの18世紀から19世紀にかけての作品に見どころが多い。」

せりあさん「そんな感じですか」
るみなー先生「今回の展示では、蔵元のラベルとかも展示してありそれはある意味デザインを考える点でもちょっと参考になった気がする。どの展示にも特徴というのがあるのだ」






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藝大祭 2015 [美術展・博物館]

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藝大祭のはなし




るみなー先生「今年も東京藝術大学の学園祭が始まったな。今回は大河原邦夫展のほうを見てみたいと思ってたのだが、こっちを優先してしまった。」
せりあさん「年に一度の祭りですからね、来るのは遅くなったのでクラシックとかは終わってしまいましたが。」
るみなー先生「その辺は競争率高いので仕方ない。」

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※今回の学生製作の神輿

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※今回は学生デザインの法被を競う形になっています。

るみなー先生「最近のデザイン界はいろいろあるが、ここは若い力を期待したいな」
せりあさん「そのセリフが既に若くないです」

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せりあさん「にこにーがあるんですが」
るみなー先生「美を追求する。それも芸術大の在り方なんだろう」
せりあさん「・・・自分には芸術がよくわかりません」
るみなー先生「それでいい」


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ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム展 [美術展・博物館]

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ニッポンのアニメ・ゲーム展の話。平成に入ってからのマンガ・アニメ・ゲームの紹介を行っています。




るみなー先生「夏休み期間中、新国立博物館で行われている、ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム展のはなしだ。期間は平成に入ってからのものになるが、やはりこの期間だけでも相当な量になる」

第1章 現代のヒーロー&ヒロイン

プロローグ。友情、正義の心、そして冒険・・・。 アニメ・マンガの代表的なヒーローヒロインの紹介

第2章 テクノロジーが描く「リアリティー」―作品世界と視覚表現

1990年代以降の情報通信技術の発達やインターネットの広がりは私たちのコミュニケーションの形を、そして情報の伝達速度や共有の仕方を大きく変化させました。

第3章 ネット社会が生み出したもの
現在のネット社会になって、大きく生活の雰囲気も変わりました。その変化を先どって、個人/同人制作や二次創作など、ネット社会を背景とした、新たな創作プロセスの中で生み出された作品を紹介しています。


第4章 出会う、集まる―「場」としてのゲーム
昔のコンシューマゲームではなく、インターネット上の「仲間」と共同しながらミッションをクリアすることなど、ゲームの世界では他者とのコミュニケーションの場」と呼ぶべく進化したゲーム作品を紹介します。


第5章 キャラクターが生きる=「世界」

「プロ野球チームの監督になってみたい」、「アイドルをプロデュースしてみたい」・・・、現実ではかなわない夢も、マンガ、アニメ、ゲームの作品の上では体験できます。


第6章 交差する「日常」と「非日常」

日常性と非日常性がさまざまな物語構造で入り混じった作品を紹介します。


第7章 現実とのリンク

マンガ、アニメ、ゲームは時に現実の社会から強く影響を受けた作品を生み出します。現実とリンクした多様なテーマを持つマンガを中心に紹介します。いわゆる日常系、最近のアニメブームにつながった自分でも世界を体験できる聖地巡礼型のアニメ・マンガが当たります

第8章 作り手の「手業」

アニメや漫画、ゲームを作成する際の制作側のこだわりテクニック、これらがよりリアリティかつ、作品の世界を再現し視聴者・プレイヤーをその世界の虜にしています。そんなワザマエを紹介しています

るみなー先生「こんな感じで章は進んでいる。子の展示に合わせて、終わってはいるもののどれもこれも、そのテーマを代表するものが展示されている。とはいっっても大一章とかは東映とアニプレばっかりな気もしたが」
せりあさん「1989といえは、あと10年後にロボットが街中を動き回るとか、セカンドインパクトとか、人類が滅亡するーーー。な話題が多かったですね。」
るみなー先生「未来に囚われなくとも、100年前のSF設定な作品も多かったじゃないか。こうして俯瞰してみると、過去現在未来の度のテーマもいじくりやすい時代だったともいえる。バブル景気と冷戦崩壊も大きいな」

このとしは天安門事件が起こった年でもある。

とりあえず、展示はいろいろあったが、エヴァンゲリオンは展示からして特別だった。
全話を小さいモニタでエンドレスに放送している。流石に現在にアニメと比べて、画質は悪くはなっているものの、光るものがある。

るみなー先生「あとは、キャラクターが生きる世界で、太鼓の達人やアイカツ!が無料プレイできたりと実体験ができるアイマスの展示とかもあった」
せりあさん「はいはい」

ハルヒ・らきすた・けいおんに代表される京アニ系の日常系アニメも大きく取り扱われ、聖地巡礼など新たなセンセーションを巻き起こしたと紹介されている。このブログもそんな感じだし

るみなー先生「…とまあ、こんな展示が行われていた。紹介する本数もおおいがなめているだけで懐かしさも感じられる。そして、それを感じた俺らも若くないのだ」



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鳥獣戯画展のはなし [美術展・博物館]

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鳥獣戯画展もあとわずか




るみなー先生「今回は、鳥獣戯画展の話だ。日本最古の漫画とも言われるだけあってアニメ・ゲーム紹介ブログを書く身としては是非とも押さえておきたいイベントだ。」
せりあさん「いよいよ今週が最後という事で、かなりの人が観に来ています。」
るみなー先生「しかし休日に行くと、丸々潰れるからなぁ〜 帰宅客とぶつかるが平日の方がまだマシかもしれない。今日はあいにくの雨だし。」


最後尾列は220分待ちになります。


るみなー先生「くっ平日でコレか? 最後は日付が変わるぞ。」



本展示の客層だが、思った以上に若い女性が多いな

せりあさん「ただでさえ有名な展示だしついでに三日月見に来ているがいるからでしょうか」
るみなー先生「やっぱりそれかー 」

展示は前期後期にわかれており、鳥獣戯画の甲乙丙丁巻の半分ずつを公開する。今回見れるのは、有名な「蛙が倒れている」と「兎が投げ飛ばされる」シーンである以上、ちょっと退けない。



結局3時間並んだなあ



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鳥獣戯画 -wikipedia

おかげで前の方で見ることはできたが、基本は歩きながらの見学になるでも牛歩

教科書に載ってたシーンをそのまま見れるのは感慨深い
うさぎが可愛い
平日の親子連れはちょっと止めたほうがいい

るみなー先生「駆け足の感想はこんなところか」


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※終わったときは22:30でしたよ

仕事帰りのサラリマンには、ちょっと大変なイベントになりました




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インドの仏 [美術展・博物館]

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特別展、「インドの仏」も今週で最後




るみなー先生「さて、特別展 インドの仏はいよいよ今週で最後だが。」
せりあさん「今は他にも鳥獣戯画や三日月さんのほうに注目が集まっていますが。こっちのインドの展示もお勧めです。」
るみなー先生「会場は表慶館だ、ここで展示があるのは最近では珍しいので、これも注目だ。」

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インドの仏教遺跡

るみなー先生「インドは仏教発祥の地といわれているが、正確にはネパールだったりする。現在は両国ともにヒンズー教になっているが、それでも多くの仏教遺跡が存在するのだ。今回の地震では残念なことになってしまったが。」
せりあさん「最近では、地震が起こるのは間違った宗教を信じているせいとか、女性の人身販売ブローカに狙われているとか、ネパールの人も大変です。」
るみなー先生「その話はいいから、展示の話と行こう。 構成は以下のようになっている」

第1章 仏像誕生以前
第2章 釈迦の生涯
第3章 仏の姿
第4章 さまざまな菩薩と神
第5章 ストゥーパと仏
第6章 密教の世界
第7章 経典の世界

るみなー先生「仏教といえば仏像が主になるが、以前はストゥーパ(仏塔)のほうが重要だった。東南アジアの寺院では仏塔が大きいのが特徴だな。」
せりあさん「比較的仏教伝来が遅れた日本でも、飛鳥時代前までは五重塔などのほうが重要建築物でしたね。」

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るみなー先生「というわけで、昔の仏教では仏像ではなくレリーフ風がメインになっている。」

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※しばらくすると、仏像に近い形のものが作られていく

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※それから仏像に至る

るみなー先生「仏像の変遷としては上記の通りだが、本展示ではインドの仏教を
「部派仏教」・・・1-3章
「大乗仏教」(日本における天台宗・浄土宗など)・・・3-5章
「密教」(日本における真言宗)・・・6章
の歴史の流れで見ることもできる。 このように展示館としては少々手狭だが、インド仏教の観点からでは結構勉強になるのではないだろうか」
せりあさん「そろそろ終わりになりますが、刀剣だけでなくこういうのを見るのもいいかも。」




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東京国立博物館コレクションの保存と修理展の話 [美術展・博物館]

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国立博物館では以下の技法により文化財の修繕を行っているという話




るみなー先生「東京国立博物館コレクションの保存と修理展の話だ。ブースの一部というこじんまりとした展示内容だが、文化財の修復という点では興味深いので紹介しようと思う。」
せりあさん「最近は文化財の修復に失敗したという話を聞きますね。有名なのではサルのフレスコ画とか」
るみなー先生「あのばあさんは実際は絵はそれなりに上手いんだぞ。何故ああなったのは謎だが。 ちなみにここでの修復はそういうものではなく、大掛かりではないが、もっと根気がかかる面倒な作業だ。」

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るみなー先生「ここでは洋書と和書の修復の展示を行なっている。 紙すきの用法を応用して、樹脂を埋め込む作業なのだが見ているだけで面倒くさくなりそうだ。」


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せりあさん「長船短刀の修繕ですね。これは砥石で錆を取り、研ぎなおすという手法で典型的な修復作業です。」

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るみなー先生「今回の修復の胆は雪舟四季山水図になる。色調の確認から始めて、糊の除去やシミの調整という細かい作業が必要なのだ。」

るみなー先生「東日本大震災の被災文化財の修復の場合は、塩やカビの除去、および腐敗の防止がメインになっていたが、こちらの方は製法を知りそれに合わせた修復が求められる。もっともノウハウがある分ましともいえるが。」
せりあさん「被災文化財の方の課題では、素材に合わせた修復・瓦礫と混じるので回収が困難というのがありましたね。」



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東日本大震災の文化財修復とみちのくの仏像展 [美術展・博物館]

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東日本大震災からはや4年




るみなー先生「東日本大震災から4年ということで、東京国立博物館では被災文化財の再生みちのくの仏像展が行なわれている。」
せりあさん「みちのくの仏像の方は東北地方の代表的な仏像の公開ということで注目されます。一部は震災で損傷も受けており、修復が行なわれたものもあります。 目玉は東北の三大薬師でしょう」

mitinoku_hotoke1.jpg 重要文化財 薬師如来坐像
平安時代・9世紀 宮城・双林寺蔵
今回の地震で脇の像が倒れ、大きく損傷したが、無事修復できた。
mitinoku_hotoke2.jpg 重要文化財 薬師如来坐像
平安時代・貞観4年(862) 岩手・黒石寺蔵
像には貞観4年(862)の墨書銘があり、7年後の貞観地震を経た像であると同時に今回の地震でも、台座から落ちそうになった。
mitinoku_hotoke3.jpg 国宝 薬師如来坐像
平安時代・9世紀 福島・勝常寺蔵


るみなー先生「これが、東北三大薬師だな。(PDFファイル)にも詳しく乗っているので参考にされたい。」
せりあさん「他にも円空仏や色々な仏像が展示されています。」

るみなー先生「他には、こちらは一般展示になるが、大震災での文化財の修復だな」

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※実習船かもめとリードオルガン

るみなー先生「この船を良くここまで復旧できたかと感心する。 このとき付着した貝等は生物標本として寄贈されているらしい。いい話だな。」
せりあさん「他、書籍とか人形とかも丁寧に塩分や砂を除去し、修復する手順などが展示されています。修復も一歩一歩進んでいるようで良かったです。」
るみなー先生「修復にも、他に色々課題があるのだがな。 着実にあせらず行なうことだ。」

今日は3.11と検索するチャリティーがあるらしい


震災後に考える: 東日本大震災と向きあう92の分析と提言

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